基礎工事によくある欠陥
注:直した例があるのは、私が施工管理している現場です。直した例がないのは実は、
日曜日にその辺の建築現場にこっそり忍び込んで見つけてきたものです。
(当たり前ですが、自分の現場は気がつきしだいなおさせます。)
駄目な基礎コンクリート例
基礎の一番上にレベラーといって水平に仕上
るために、トロトロのモルタルのようなものを流し
ます。これは、割れてます。一応、レベラー
は使っているみたいですが、養生が悪くて
初期乾燥してしまいはがれたようです。ヒドイ!
上と同じ建物の基礎です。完全に表面がはが
れています。
ジャンカ(基礎表面の豆つぶのうような穴)もたく
さんあります。これだと中空洞なんて事もあるか
も。
判決:確信犯的(不動産業者の下請け現場です。予算がきつく養生なんかより早く仕上たい気持ちが、
知ってはいるがやっちまえ! ってな事でこんなになったと思います。)
原因は明らか! コンクリートの初期異常乾燥です。コンクリートは本来水と反応して硬化します。乾いては、
強度がでません。気温が高くてすぐに水が蒸発してしまうときや、凍る危険がある時などは乾燥防止のための
養生をしなければ上の写真のようなことになります。今、剥離しているのは一番上の部分だけですが、初期異
常乾燥の恐れがあります。最低必要強度が不足しているとも予想できます。私の現場なら壊して作り直しさせ
ます。もどかしいです。某中堅不動産会社施工。最近上場した!名前出してやりたい。
アンカーボルト編
アンカーボルトの埋め
込み長さの間違い土台
を掘っちゃったやつ。
左と同じだけどすれすれ
入りました。でも、ネジ山が
2〜3山以上出てないとい
けないんだネッ!だからダメ!。
判決:確信犯的(アンカーボルトはコンクリート打込み前に所定の位置に位置決めしておけばこんな事にはならない)
上の例、どちらも田植え方式でアンカーボルトを施工したようです。田植えは基本的にはダメなんですが最初に固定したり専用ハンガー使うと手間がかかるので、いまだに本当に多くの業者で田植えでアンカー入れています。正しい施工は、専用のサポートを使ってあらかじめアンカーボルトを取り付けておきます。