民家の再生
「もったいない」からリサイクルなんて言葉が、はやっていますが少し前の人達はそんなことは、当たり前のこととして
実践していたようです。 
江戸時代から続く旧家の新築の実例です。こちらのお宅は江戸時代に最初に普請されて、その後、明治時代に大改修
をしています。今回、約150年近くたって新築いたしましたが、まだまだ使える材料もたくさんありました。
もちろんできるだけ古い家の材料を新しい家に使うことを前提として再建いたしました。
昔ながらの床の間は脇床に書院つくりで伝統的な配置でまとめています。床柱は吉野の絞り丸太。ケヤキの地板などはふるい板を引きなおして使いました。
手チョウナのあとが残る江戸時代の梁。ケヤキの梁です。囲炉裏で煤けていたものを固く絞った雑巾で水ふきして更に米ぬかを袋に入れて磨き上げました。米ぬかの脂肪分が自然のワックスになり艶やかな仕上がりになります。
一番古いと思われるケヤキの柱と梁。最初の150年前に普請されたときより更に前の時代の物と思われます。ほとんど痛んで使えないような状態でしたが、先祖が残してくれた貴重な材料なので小さくして廊下の柱と梁になりました。
江戸時代の梁の下に新しいケヤキの鴨居を台にして組みなおしました。古いものと新しいものが混在して一つになって家を支えています。上の江戸時代の梁の小口が見えています。外皮は黒くなっていますが、内部はまったく傷んでいません。よく、300年の樹齢の木は300年持つといいますが大切にすればもっと持つのではないでしょうか?
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